○〔ゼノブレインAI解析〕eスポーツ市場拡大でVRの利用加速

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AIによるニュースと企業決算の解析サービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」は、日々のニュースから将来予測の起点となる経済事象を抽出して影響を分析する以外に、業界やトピック別に予め用意された重要テーマの解析結果を確認することが可能だ。例えば「注目市場」のグループには、ドローンや電気自動車、スマート農業などとともに、コンピューターゲームをスポーツ競技とみなして対戦する「eスポーツ」がピックアップされている。
 ゼノブレインが「eスポーツ市場拡大」から予測した現象には、ゲーム、パソコン、液晶ディスプレイなど関連製品の需要増加がずらりと並ぶ。製品以外では、バーチャルリアリティー(VR)の利用拡大という項目があった。確かに最近はVRを使ったゲームの人気が高く、VRゲームに特化したeスポーツの大会も開かれている。予測には膨大な記事データベースが活用されているため、その効果が表れたと考えられる。
 さらに「VR利用拡大」から想定される影響として、高機能パソコンに必要な各種半導体やVRゲーム、VRコンテンツの需要増加を指摘した。「ゲーム」と「コンテンツ」を区別しているが、違いはあるのか。恩恵を受ける企業を見てみると、前者は25社、後者は27社、うち25社は共通だった。「コンテンツ」だけに登場する2社は、マーケティング支援企業とCAD(コンピューター利用設計)のソフトウエア開発企業で、ゲームは手掛けていないもののVRを利用したサービスを展開している。AIの解析結果には疑問を抱くケースもあるが、このように気の利いた指摘が少なくない。

【注】ニュース解析結果はゼノデータ・ラボ社のAIサービス「ゼノブレイン」によるもので、詳しくはhttps://xenolabo.com/jiji/2019/09/10/へ。本記事は、特定の有価証券や金融商品の売買を勧奨するものではありません。時事通信はゼノデータ・ラボ社に出資しています。

【2019年9月9日 時事通信社提供 】 
※本記事は、時事通信社とゼノデータ・ラボの提携に基づき転載しております。
※ 時事通信社との提携記事 〔ゼノブレインAI解析 〕 シリーズは毎週月曜日に配信予定です。