○〔ゼノブレインAI解析〕ブレグジット、日本企業への影響は?

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 英国が欧州連合(EU)から離脱する「ブレグジット」の期限である10月末が目前に迫った。事態はなお流動的だが、AIによるニュースと企業決算の解析サービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」で関連ニュースを分析したところ、「ブレグジット発生」というキーワードが抽出され、ポンド相場の下落やオフィス・工場の英国から海外への移転、英国での不動産投資減少を予測する結果が提示された。

 ブレグジットに関する民間シンクタンクなどのレポートでは、オフィスや生産拠点を他国に移す企業の動きが加速するとの指摘が多い。ゼノブレインの解析でも同様の結果となり、「オフィス海外移転需要増加」「工場海外移転需要増加」を挙げている。海外移転による影響として、英国内での照明機器や事務用品、電子機器、建設資材、空調機器など多数の製品や素材の需要減少をもたらすと予測。これらの事業に関連する日本企業の減収要因になると指摘した。

 ただ、オフィス・工場の海外移転の影響については、英国内での建設需要減少にスポットを当てた分析となっており、移転に伴う企業のコスト増加などは提示しなかった。英国離脱の影響は、関税のアップや物流の混乱など多岐にわたる可能性もあるが、こうした要素を明確にピックアップする解析結果とはなっていない。ブレグジットの行方自体が不透明なことだらけであり、AIにとっても予測が難しかったようだ。

【注】ニュース解析結果はゼノデータ・ラボ社のAIサービス「ゼノブレイン」によるもので、詳しくはhttps://xenolabo.com/jiji/2019/10/28へ。本記事は、特定の有価証券や金融商品の売買を勧奨するものではありません。時事通信はゼノデータ・ラボ社に出資しています。

【2019年10月28日 時事通信社提供 】
※本記事は、時事通信社とゼノデータ・ラボの提携に基づき転載しております。
※ 時事通信社との提携記事 〔ゼノブレインAI解析 〕 シリーズは毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)に配信予定です。