○〔ゼノブレインAI解析〕「独身の日」バーゲンセール、日本企業にも恩恵

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 中国のネット通販最大手、阿里巴巴(アリババ)集団が11月11日に恒例の「独身の日」バーゲンセールを開催し、過去最高の2684億元(約4兆2000億円)を売り上げた。このセールには多数の日本企業も出品しており、AIによるニュースと企業決算の解析サービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」で関連ニュースを分析すると、化粧品メーカーなどが増収候補に挙がった。商品販売以外では、海外配送サービスなど物流を手掛ける企業にとってもプラス要因になるとの予想が示された。

 アリババの通販サイトには、国境を越えてネット取引ができる越境EC部門「天猫国際」があり、今年は78カ国・地域が参加。時事通信の取材では、日本は取引額第1位、輸入ブランド別トップ10には美容・健康機器のヤーマン(1位)、花王(3位)、「ムーニー」(ユニ・チャーム、7位)が入った。越境EC以外も含めたアリババ全体では、ユニクロを展開するファーストリテイリングの取引額が10億元(約156億円)を突破した。ゼノブレインは「天猫国際オンライン販売増加」が増収要因になる企業として、化粧品、日用品・雑貨、ドラッグストア、食品、家電メーカーなど計25社を列挙。実際の販売状況とほぼ一致する分析を示した。

 また、越境ECの拡大に伴い、海外配送サービスや航空貨物、コンテナ貨物の需要も増加するとして、空運、海運、陸運、倉庫事業を手掛ける企業の増収要因になると指摘。さらに中国国内での物流需要の高まりから、商品の保管・運搬に用いるフォークリフトなどのマテハン機器やコンベア、デジタルピッキングシステムの需要も伸びると予測した。2009年から始まったアリババの大規模なバーゲンセールは、大幅な売上高の拡大が続き、多くの日本企業にも恩恵が及ぶイベントになってきた。

〔分析対象記事〕◎今年も恒例、中国「独身の日」ネットセール=価格競争過熱 【杭州(中国浙江省)時事】中国で11日、毎年恒例のオンライン店舗による「独身の日」バーゲンセールが始まった。今年は景気の減速傾向が強まる中、価格競争が一段と過熱。インターネット通販各社は高級車の格安セールなど、あの手この手で消費者の関心を喚起しようと競い合った。(以下省略)(11月11日配信)

【注】ニュース解析結果はゼノデータ・ラボ社のAIサービス「ゼノブレイン」によるもので、詳しくはhttps://xenolabo.com/jiji/2019/11/25へ。本記事は、特定の有価証券や金融商品の売買を勧奨するものではありません。時事通信はゼノデータ・ラボ社に出資しています。

【2019年11月25日 時事通信社提供 】
※本記事は、時事通信社とゼノデータ・ラボの提携に基づき転載しております。
※ 時事通信社との提携記事 〔ゼノブレインAI解析 〕 シリーズは毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)に配信予定です。