○〔ゼノブレインAI解析〕「5G」効果を業種別に分析、損保の増収要因に

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 次世代通信規格「5G」サービスが日本でも2020年春から本格的に始まる。総務省は高速・大容量通信が可能な5Gについて「新幹線や高速道路に匹敵する基幹インフラ」と位置づけ、普及を後押しする方針だ。AIによるニュースと企業決算の解析サービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」は、5G効果として基地局やデータセンターの建設、新型スマートフォン用の部品や素材、動画広告などの需要拡大につながると予測した。恩恵を受けるのは電気・機械メーカーが大半だが、解析結果を業種別に絞り込むと、少し違った景色が見えて興味深いものがある。

 日本での「5Gサービス利用拡大」というトピックが業績に影響すると予想された企業は非常に多く、全てを確認するのは大変だ。しかし、ゼノブレインは株式時価総額の大・中・小や業種による絞り込みが可能で、この機能を使うと解析結果が評価しやすくなる。業種別に見てみると、恩恵を受ける企業が多いのは、電気機器、機械、化学など。こうした業種が5Gと密接に関係することは容易に想像がつく。

 一方、水産・農林、食料品、銀行、証券・商品先物取引、不動産などは該当する企業が提示されなかった。ただ、これらの業種は現時点で明確な因果関係が導かれなかったと理解すべきだろう。自動運転機能を搭載した農業機械の利用拡大など今後5Gの恩恵を受ける可能性は十分ある。意外感があったのは保険業だ。インターネットに常時接続して情報を送受信できる「コネクテッドカー」が普及し、それに伴い走行距離や運転特性などによって保険料が変わる「テレマティクス保険」が伸びると予測。損害保険会社の増収要因になると指摘した。このように業種別に絞り込むことで、解析結果を自分の関心がある角度から分析できるのもゼノブレインの特徴だ。

【注】ニュース解析結果はゼノデータ・ラボ社のAIサービス「ゼノブレイン」によるもので、詳しくはhttps://xenolabo.com/jiji/2019/12/02へ。本記事は、特定の有価証券や金融商品の売買を勧奨するものではありません。時事通信はゼノデータ・ラボ社に出資しています。

【2019年12月2日 時事通信社提供 】
※本記事は、時事通信社とゼノデータ・ラボの提携に基づき転載しております。
※ 時事通信社との提携記事 〔ゼノブレインAI解析 〕 シリーズは毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)に配信予定です。