○〔ゼノブレインAI解析〕五輪イヤー幕開け、健康志向の高まりが商機に

44

 東京五輪イヤーが幕を開けた。五輪開催を機に日本人のスポーツや健康への意識が一段と高まることが予想される。AIによるニュースと企業決算の解析サービス「xenoBrain(ゼノブレイン)」で「健康志向拡大」をキーワードに将来予測を実行すると、影響が及ぶ上場企業は1000社以上に達した。このうち9割強が増収や増益になると予想されており、産業界にとっては大きなビジネスチャンスになりそうだ。
 食生活の改善や運動、快適な睡眠など健康増進のためにはさまざまな手段がある。ゼノブレインの分析では、食生活に関連する分野として機能性食品・飲料、水産物、サラダ、ヨーグルトなどの需要増加がピックアップされた。運動関係をみると、スポーツスクール、健康家電、フィットネスクラブ、自転車などの需要増、睡眠ではスマート枕や睡眠アプリ、睡眠計測サービス、ウエアラブル端末、IoT機器の需要増が示された。恩恵を受ける企業は、食品、流通、建設、家電など多種多様な業種に広がる。
 一方、マイナスの影響としては、炭酸飲料の販売が減少し、それに伴いアルミ缶・スチール缶の需要も落ち込むとの予測になった。やや意外だったのは、清涼飲料の需要増加による砂糖価格上昇と、砂糖を原材料にする食品・飲料・菓子メーカーが減益になるとのシナリオだ。運動後に口にするスポーツドリンクなどの清涼飲料には比較的多くの砂糖が含まれており、ゼノブレインもこうした点を踏まえて砂糖価格の上昇を指摘したとみられる。ただ、マイナス予想が示された企業の中には、健康食品関連でプラス予想が同時に示されているケースもある。個々の企業への影響を判断するには、対象企業に関係する複数の要因を確認する必要がある。

【注】ニュース解析結果はゼノデータ・ラボ社のAIサービス「ゼノブレイン」によるもので、詳しくはhttps://xenolabo.com/jiji/2020/01/14/へ。本記事は、特定の有価証券や金融商品の売買を勧奨するものではありません。時事通信はゼノデータ・ラボ社に出資しています。

【2020年1月14日 時事通信社提供 】
※本記事は、時事通信社とゼノデータ・ラボの提携に基づき転載しております。
※ 時事通信社との提携記事 〔ゼノブレインAI解析 〕 シリーズは毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は火曜日)に配信予定です。